6月30日(水)に浜田江津地区救急業務連絡協議会主催の症例検討会が開催されました。

 当日は、救急隊員、医師、看護師等約60名の参加者があり、大変盛況でした。

演題は、

  •  『 CPA 傷病者を搬送し心拍再開後ヘリ搬送となった症例』
       江津邑智消防組合 三浦義昭
  •  『脳卒中患者の病院選定に苦慮した症例』
       浜田市消防本部  浦田博文  

 2症例を救急救命士から発表いただき、参加者でディスカッションを行いました。

 県西部における救急医療体制は、医師不足や診療科縮小の影響もあり圏域内で完結できるものではありません。特に、高度救命救急医療が必要な症例については県東部や広島市内の高次医療機関に迅速に転送する必要があります。

 今回の症例検討会により、ヘリ搬送も視野に入れた救急医療体制構築の必要性を再認識しましたが、天候調査のためフライトプラン作成が遅れ、ヘリの機動性を発揮できない現状も分かりました。

 当地域における唯一の救急告示・二次救急医療機関としては、併設するヘリポートをハブ的存在と捉え、当院へ向かってくる救急隊と情報を共有し、高度救命救急医療へつながる救命の輪を守りたいと考えます。

(事務部長 日高武英)

 

症例発表をする救急救命士
症例発表をする救急救命士

症例検討会の様子
症例検討会の様子