医学生研修レポート(no.4)
《邑智病院での実習を終えて》
島根大学医学部 医学科6年 上野原 淳さん(かみのはら じゅん)
僕は、邑智病院での実習期間は2週間と、通常の倍の期間を与えて頂き、実習に参加することとなりました。大学ではわからない地域医療の現状を知る。その名目での実習でしたが、予想を超えて大変有意義な実習となりました。山間部の病院がその地域でどのような役割を担い、そこに勤める医療従事者の現状と病院のあり方をはっきりと感じることができました。
今回、実習をする上で特に興味深かったことは、邑智病院に勤める医療従事者の臨床技術の高さでした。内科の先生は単一の科に捉われる事なく、複数の科にまたがる総合的な診断と治療を行い、外科の先生なら多種多様な手術をこなすと共に、手術中の麻酔や救急外来も担当するなど、全ての先生が決して一つの科に留まらない幅広い知識や技術を持ち、それを活かしていたことには大変驚きました。実習期間中、そのような先生方と接していく上で、自分の目指す医師像というものを考える良いきっかけとなりました。実習内容としては、内科の実習では先生と共に考え、患者さんの問題解決に積極的に取り組んだ事や、腹部や心臓のecho、上部消化管内視鏡、大腸ファイバーなどにおいても、積極的に関わらせていただき、大学とはまた異なった姿勢で実習に取り組むことができました。また、救急外来などではスタッフの一員であるかのように血液検査やX線撮影などの画像検査や治療にも、学生ができる最大限の範囲まで関わらせていただくことができました。更に、外傷に興味があるという事をお話しすると、お忙しい中、時間を作って教えていただけるなど、どの分野の実習おいても非常に濃密な時間を過ごすことができました。
僻地の病院には大変な負荷が掛かっている現状において、邑智病院における積極的な取り組みや活躍は目覚しいものがあり、それは一重に、病院長を始めとして、全ての医療従事者及び職員が質の高い仕事をこなしていることが、結果に結びついているのではないかと思います。将来的に、自分がどのような地域で働くかは、現時点では明確ではありませんが、どんな地域においても、そこで必要とされる医師でありたいと感じています。このような機会を与えていただき、大変感謝しています。本当にありがとうございました。





